犬も高齢になると、人と同じように介護が必要になることがあります。老犬の介護は飼い主にとって心身の負担が大きいものです。
私自身、2026年7月現在、16歳と1歳半の2匹の犬と暮らしています。シニア期を迎えた子と、やんちゃ盛りの子。年齢の違う犬と過ごすなかで、老いていく子と向き合う日々を送っています。愛犬飼育管理士としての知識と、一人の飼い主としての実感の両方から、この記事では老犬介護で直面しやすいことと、元気なうちから備えておきたい終活の準備をまとめます。
老犬に現れる変化
犬は7歳頃からシニア期に入るといわれます(小型犬・大型犬で差があります)。加齢とともに、次のような変化が現れることがあります。
- 足腰が弱り、歩行や立ち上がりが難しくなる
- 目や耳が衰える(白内障・難聴)
- トイレの失敗が増える
- 認知症のような症状(夜鳴き・徘徊・昼夜逆転)
- 食欲や消化機能の低下
これらは病気の場合もあるため、変化に気づいたら早めに動物病院に相談することが大切です。
老犬介護で直面しやすいこと
身体的な負担
寝たきりになると、体位変換・床ずれ対策・排泄の世話などが必要になります。大型犬の場合は特に力仕事になります。
経済的な負担
高齢になると通院や投薬が増え、医療費がかさみます。介護用品(オムツ・介護ベッド・スロープなど)の費用もかかります。
時間的・精神的な負担
夜鳴きや数時間おきの世話で、飼い主が睡眠不足になることもあります。飼い主自身も高齢というケースも増えています。
元気なうちから備えておきたいこと
① かかりつけ医と夜間救急の確認
急に具合が悪くなったときのために、夜間・救急に対応してくれる動物病院を事前に調べておきましょう。
② 介護と費用の見通しを立てる
ペット保険への加入や、介護費用の積み立てを早めに検討しておくと安心です。高齢になってからでは保険に入れないこともあります。
③ 飼い主に「もしも」があったときの備え
老犬の介護中に、飼い主自身が入院・死亡するケースもあります。その場合に誰がこの子の世話を引き継ぐのかを決めておくことが重要です。
ペットファイルを作っておく
老犬は持病や投薬があることが多く、世話を引き継ぐ人が困らないよう、情報をまとめたペットファイルを作っておくと安心です。
記録しておきたい内容:
- 名前・犬種・生年月日・マイクロチップ番号
- かかりつけ医・通院歴
- 持病・服用中の薬・アレルギー
- 食事の内容・回数
- 性格・苦手なもの・好きなもの
最期をどう迎えるか、考えておく
つらいテーマですが、元気なうちに考えておきたいことがあります。
- 延命治療をどこまで行うか
- 看取りの場所(自宅か病院か)
- 火葬・供養の方法
事前に家族で話し合っておくことで、いざというとき後悔の少ない選択ができます。
まとめ
老犬介護は、身体的にも経済的にも負担の大きいものです。元気なうちから、①かかりつけ医と救急の確認、②介護費用の見通し、③飼い主にもしもがあったときの引き継ぎ、を準備しておくことで、犬にとっても飼い主にとっても安心につながります。
私も16歳の愛犬と過ごすなかで、備えの大切さを日々感じています。同じように大切な家族と暮らす皆さまのお役に立てればと思います。
※本記事は2026年7月時点の情報に基づく一般的な情報提供です。個別のご事情により取扱いが異なる場合がありますので、詳しくはご相談ください。
Shoko行政書士事務所では、ペット終活に関するご相談をお受けしています。兵庫県宝塚市を拠点とし、京都府京都市・大阪府大阪市を中心にオンライン・訪問にて対応させていただきます。初回相談は無料ですので、まずはお気軽にご連絡ください。
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